なぜこのトムラウシ山遭難事故は起こってしまったのか?原因や理由は?
なぜこんなにも多くの死者を出す事故が起こってしまったのでしょうか?
このトムラウシ山遭難事故は「気象遭難」に分類されるものであります。
天候判断のミスや撤退判断の遅れにより冷たい雨風に当たるなどの厳しい気象条件下に晒される状態になり低体温症になってしまったことが要因となっているようです。
ガイドさんらの天候判断ミス
悪天候にも関わらず早めに引き返す・下山することを決行しなかった
ガイド同士の話し合いが足りない・連携不足
ガイドさんからツアー客への着用すべき防寒具の種類の確認不足・指示不足
も低体温症を引き起こす原因となってしまったのでしょう。
そして会社自体の「安全優先」と言っていたにも関わらず実際には経済優先で安全優先を後回しにしてしまったことや、適切なガイドを選ばなかったこと、ツアー客の登山力量を選ぶやり方が甘かったことも原因として挙げられます。
それだけではなく、ツアー参加者自身の登山に対する自覚不足や遭難対策の不足
ツアー客は簡単に低体温症になりうるという認識がなかったり、そもそも低体温症の概要を詳しく知らないという知識不足
などの原因によりこの事故が起こってしまったようです。
このとき別のグループも登頂予定でしたが、悪天候だったために早めに引き返したのでそのグループは遭難事故などは起こらず全員無事に下山したようです。
もう起こってしまった事故なので、誰が悪いとかそういうのはないですが1人1人の認識が甘く、登山に対する知識も少なかったというのが原因でしょうか・・・。
真夏の登山でしたが、山には雪が残っているほどでしたし、気温は低かったのでしょう。
山って平地に比べたら真夏でも涼しいですもんね。
低体温症は少し体が濡れる、または濡れていなくても強風に当たるだけで低体温症に陥るそうです。
低体温症という言葉は知っていてもどういう時に低体温症になったり、どういう症状が出たり、どうやって防げる、対処できるなどという知識を持っている人はそこまで多くはないでしょう。
私は低体温症により異常行動が見られるなんて知りませんでした。
トムラウシ山では数年前にもこのような遭難事故が起こっているそうです。
登山は全てが自己責任と言われてますが、本当にその通りですね。
続きは次のページで!!
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