タンス航空204便墜落事故!2005年ペルーのリマ発の旅客機が高速道路上に墜落!原因や真相は?【水トク!】

2017年2月15日(水)  19時00分~  放送の『水トク!』では

世界衝撃映像100連発★真冬の大パニックSP】を放送します。

その中で

タンス航空204便墜落事故について放送されます。

2005年、ペルーのリマを発った旅客機が高速道路上に墜落!

機体は真っ二つになり、41人が犠牲に…。

周辺住民が墜落現場から部品や記録装置を盗んだため、事故原因解明は難航。

驚くべき事故原因とは?

タンス航空204便墜落事故とは

204便に使用されていた機体は本件事故の24年前、

1981年に製造されたボーイング737-200

出典:wikipedia

乗客はアメリカ人11名、イタリア人2名、スペイン人1名、コロンビア人1名、オーストラリア人1名の外国人を含む92名で、

乗務員は6名でした。

 

204便では訓練中の副操縦士が搭乗していたため機長と訓練中の副操縦士、そして正規の副操縦士の3名のパイロットがいました。

正規の副操縦士は訓練業務を行う機長の補佐を行う予定だったが、

操縦室の予備座席のシートベルトが壊れていたため客室に移動していたそうです。

204便はペルーの首都リマの空港(ホルヘ・チャベス国際空港)を離陸してウカヤリ県プカルパ市のプカルパ空港 (Capitan Rolden Airport) に向かっていましたが、

激しい嵐に遭遇

パイロットたちは雨と雹に打たれながらも滑走路を探すが墜落してしまう。

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現地時間午後3時6分 にプカルパ空港から3kmほど離れた高速道路近くの沼地に墜落しました。

この事故で乗客乗員98名のうちパイロット3名を含む乗員5名と乗客35名の計40名が死亡しました。

 

事故原因究明にあたって、

現地民が換金目的でブラックボックスを含む機体の一部を持ち去ってしまったため調査は難航したといいます。

出典:ペルーでの事件簿

(懸賞金をかけた結果、後日ブラックボックスは戻ってきましたが、データがリセットされてしまっており、分析できなかったそうです)

 

事故原因は視界不良?

調査の結果、パイロットが2人とも滑走路を探している間、高度計を確認しなかったのが原因と判明しました。

 

プカルパ空港 にはレーダーがなかったため、航空機の現在位置はパイロットが報告するしかなくパイロットは悪天候の中で滑走路を目視で確認する必要がありました。

本来であれば1人が外を見ているときはもう1人は計器を監視しなければならない。しかし正規の副操縦士が操縦室におらず、

訓練中のパイロットはその手順に慣れていなかったため、

計器の監視が疎かになってしまったと推測されます。

 

また操縦室のウインドシールドが雹(ひょう)で損傷して

クモの巣状にひびが入っており、

天候に関係なく外が見えなくなっていたことが残骸の調査で判明したそうです。

墜落直前、地上接近警報が作動しパイロットは操縦桿を引いたがエンジンの推力を増加させていなかったため、

失速警報装置であるスティックシェイカーが作動したそうです。

しかし機体が振動していたためパイロットはスティックシェイカーに気が付かず

エンジン操作をせず操縦桿を引き続けたため上昇できぬまま森に墜落しました。

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さらに、調査委員会は、

パイロットたちが規則を遵守せずに自分たちの操縦技術を過信したことも

事故の原因としています。

 

本件事故発生以前の2003年1月9日、

タンス航空222便として運行していたフォッカー F28-1000が悪天候のためペルー北部のジャングルに墜落し、

出典:wikipedia

乗員4名と乗客42名の全員が死亡しています。

この事故でも、パイロットたちが自身の操縦技術を過信したことが原因とされました。

そして、222便の事故の教訓が活かされないまま、今回の204便の事故に繋がり、

タンス航空は2006年に経営破綻し、運行停止となってしましました。

 

同じミスを繰り返すことはあってはならないことですよね!!

 

まとめ

操縦士の過信から起こった事故だとしたら、遺族は黙ってはいられませんね!!

車も電車も飛行機も人の命を乗せているので、最新の注意を払ってもらいたいですね!!

今後このような事故が起きなことを願っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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