低体温症により、最悪の事故が起こった!生存者や死者は?
登山3日目は昨夜からの天候悪化が回復することがなかったので、出発時間を30分遅らせての出発となりました。
そしてコースを変更し、迂回コースをとることになりました。
この悪天候の中で出発していいのかという不安を持ったツアー客もいたそうですが、ガイドさんが
「僕たちの仕事は山に登ることじゃなく、皆さんを無事山から下すことです」
という言葉で安心したようです。
途中強風にあおられながらも進んでいき、大きな川を渡ることとなります。
川を渡ったことにより体が濡れ体温が低下していきました。
そうなると怖いのは低体温症ですよね。
すると10時頃、低体温症の前兆もなく、1人の女性の意識がなくなっていきました。
その女性とガイドさん1人をおいて他の人は進んでいきますが、またほかの女性が意識不明になったりしてみなさんの行動がバラバラになっていきます。
「緊急要請しろ」と何度も客が怒鳴っていたそうですが、最初に110番通報したのは15時45分頃だったそうです。
なぜ緊急要請をするのがこんなにも遅かったのでしょうか。
それはガイドさんが要請を拒否そていたからだそうです。
奇声を発しながら四つん這いになり動いていた人もいたそうです。
この行動も低体温症に見られる症状だそうです。
1人のガイドさんと走行可能な客が下山を決行するものの、ガイドさんが遅れている客を待つことができずどんどん先に進んでいき全員を確認できなくなってしまいます。
登山3日目の16日、17日にそれぞれ無事に下山できた人が5人、ヘリで救出された人が5人、あとの残りの8名はヘリにより収容されました・・・。
ガイドさん含め、死者が8名も出てしまったようです。
死因は全員低体温症だったそうです。
低体温症による凍死。
生存者よりも死者のほうが多いって・・・。
生存者がいただけよかったのかもしれないですが恐ろしい事故です。
登山って怖いということを改めて思い知る事故ですね。
そして低体温症というのは突然起こりうるものなんだということを知りました。
私はこの事故の概要について初めて知ったのですが、防ごうと思えば防げた事故なのではないか!?と思ってしまいました。
登山は危険が付き物だとはいえ、ここまで多くの死者が出てしまうのはなんとも悲しい事故ですね。
続きは次のページで!!
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