10月26日(水) 19:57~放送の【世界の何だコレ!?ミステリー】では
『かつて、日本のとある村で蔓延した謎の感染症。病にかかると、異常にお腹が膨れ…次々と村人を死に追いやる恐怖の病。見えない敵と戦い続け、そして撲滅に至った…勝利までの115年。その真相に迫ります。 』
なんでも過去に起こった感染症について紹介するそうです。
私は初めて聞いたので、どんな病気か、感染源は?など調べてみました。
どんな病気だった?
結論から言うと...
『日本住血吸虫症』という寄生虫による感染症だったのです!!!
山梨県甲府盆地周辺では、大人でも子どもでも、男性でも女性でも、まったく何の区別もなく突然病が襲いかかり、一度発病すると確実に死亡する恐怖に、村人は震え上がっていました。
なんと感染率は55%、死亡率は100%で、感染すれば必ず死ぬというのですから怖いですよね!!
何人も何人も死んでいく中で、村人達は、死んでいく者にある法則性があることに気づいたのです。
●病気になる村人たちは、農作業や水浴びなどで水の中に入った際、かぶれたような赤みを発症する
●その後、高熱と下痢が続く。人によっては、まれにここで回復するものもいる。
●高熱がおさまったあと、腹部が異常にふくれあがり始める。この時にはもう絶対に助からない。
●これらの病気は盆地で貧しい農業を行う自分たちだけに起こり、身分の高い者が住む高地にはこんな病気が起こらない
これだけわかっていても対処法が分かりませんよね。
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『水の中に入ってかぶれれば、助からない…』と村人はみな思っていたそうです。
この病気ですが...解決するまで115年もの歳月を費やしたそうです。
なぜそのように長引いたのでしょうか?
最初の調査
どんどん仲間や家族が失われていく中、1881年『明治14年』に、村の役人の田中武平太から山梨県令に嘆願書が出されたそうです。
嘆願書の内容は
『ある特定の地域にのみ、延々と病による死亡者が出続ける。何が悪いのか。水か?土か?体か?分からない・・・この苦しみにはもう耐えられない』
ようやく山梨県から医師が来ても、何もわからなかったそうです!!
しかし当時ようやく行われるようになった糞便検査を行うと、便の中に小さな卵のようなものがあったそうです。
しかしこの卵が何かも分からず、悪さをしているかどうかも分からなかったため、ただただ時間だけが過ぎて行きました。
その後の1886年に日本軍の医師が徴兵を行った際に、この村の人たちが小学生ほどの身長しかなく、顔は白くやせ細り、腹部が腫れていることを知り驚愕しました。
この時代では富国強兵が叫ばれていたので、発育不良や栄養失調などの健康不良者の多発は重大な問題だったそうで、
その後軍部から山梨県に対し、この病気の原因を究明するように命じられようやく本格的な調査が始まりました。
続きは次のページで!!
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