コロッセオで行われていた競技は?
コロッセオが完成してから100日日の間、連日朝から晩まで多くの催しが行われていたそうです。
その催しというのはお祭りなどという現代人が楽しいと思えるものではありませんでした。
前ページの模擬海戦でなんとなく想像できると思いますが、その催しというのは
午前中は猛獣狩りか猛獣同士の戦い、
猛獣というのはライオンやトラ、象や水牛、豚やウサギなど、野生や家畜を問わず、いろんな動物で行われていました。
罪のない動物たちを人間の娯楽のために戦わせるなんて・・・。
お昼の12時には犯罪人の公開処刑、
もはや催し物と言えるのかどうかすらわかりません。
公開処刑は十字架に磔にした上で猛獣の餌食にする場合と、単にアリーナの中に置いて猛獣に与える場合とがあったそうです。
猛獣は空腹状態でアリーナにやってくるので、剣を持っていたとしても結果は目に見えています。
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血だらけなのは当たり前、猛獣に食べられてバラバラなのも当たり前という状態です。
なんて悲惨・・・。
午後は剣闘士(グラディエーター)の試合
これがメインだったようです。
コロッセオでは、毎日剣闘士同士の死闘が繰り広げられていました。
両者が共に強くてなかなか勝負がつかなかった場合でも、基本的にはどちらかが死ぬまで勝負は終わりません。
しかし、中には皇帝が両者に恩恵を与えたときは解放されることもあったそうです。
文字を見るだけで残酷さがうかがえるような気がします・・・。
コロッセオが造られてからの100日間、連日行われていたこれらの競技。
殺された猛獣は9000頭
亡くなった剣闘士は3000人
にも及ぶそうです。
白く輝くコロッセオは競技後には血の海で真っ赤に染められていたとも言われています。
それだけ多くの犠牲者・殺された動物がいるのでコロッセオには幽霊が多くいることで有名なんだそうです。
このような残酷な競技を古代ローマ人は娯楽の一環として楽しんでいたようです。
貴族・富豪の遊びの1つ
古代ローマ人はこれらの競技を見て、楽しむだけでなく、食事をしなが見ていたというのです。
人が血を流し殺されるのを見ながら食事・・・。
絶対無理ですね。
どうやったら人が亡くなっていくのを見ながらご飯を食べられるのでしょうか。
そしてこの競技が行われていた目的は
市民たちの不満を解消し、政府に向かないようにするため
皇帝の権威を誇示するため
だと言われています
犯罪を起こしてしまったらこの猛獣の餌食になってしまう可能性もあるので、犯罪件数は少なくできていたかもしれないですね。
死者は増えていく一方だったかもしれませんが・・・。
続きは次のページで!!
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