船場吉兆の不祥事とは?
2007年、あの出来事が起こってしまうのです。
もう10年近く前ですが、鮮明に覚えている方も多いのではないでしょうか?!
船場吉兆は2007年10月、賞味期限切れや産地偽装問題が発覚します。
食べ物を扱っているところでは必ず食品が残ってしまうものでしょうけど、賞味期限切れは絶対にダメですよね。
そして産地偽装問題は誤って産地を記載したとありますが、1回だけのことではないのでわざと行っていたのでしょう。
これでは信用を失ってしまいますよね。
この問題が発覚し、吉兆全店舗が営業休止となりました。
2008年1月には民事再生法の適用や経営陣を改め、営業を再開したのですが、2008年5月には客の食べ残し料理の使い回しが発覚したのです。
これは料理店ではあるまじき行為ですよね。
他の客が残していたものを自分が食べているなんて思ったら気持ち悪くて仕方ないです。
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これは2008年に起こったことではなく、10年も前から行われていたことだったのです。
天ぷらは揚げなおして出したり、形が崩れて出されてきたわさびはわさび醤油として出しなおしたりもしていたそうです。
刺身のツマって残すことが多いと思うのですが、残ったツマは洗いなおして出していたそうです。
信じられないです。
「料理を使いまわしていたのは下座のお客が多かった」
と意味の分からない言い訳をしていたようですが、下座であろうが上座であろうが客は客。
そんなの全く関係ありません。
というかむしろそこで差別していたことに嫌悪感を抱きますね。
これは船場吉兆で起こった問題ですが、飲食店の多くがこんなことをしているのではないかと不安になりそうですよね・・・。
高級料亭に高いお金を払ってご飯を食べに来ているのに、他の人の食べ残しを食べさせられていたと思うと怒りがこみ上げてきますね。
使いまわしが発覚した際には世間に公表するかどうかで意見が割れたそうです。
世間に公表するか、公表することなくそのまま商売を続けるか・・・。
どうするか家族がゴダゴダしているうちに内部事情が外に漏れてしまったそうです。
吉兆は事業を拡大するなど、業績は決して悪くはなかったのですが、1つ1つの現場に目が回らなく待ってしまったことが原因のようです。
しかし、これは現場に目が回らなくなってしまったのも原因の1つかもしれませんが、船場吉兆の代表で会った湯木正徳さんが残ったものは使いまわすようにと指示を出し、常態化していたとも言われています。
結局過剰な採算重視だったのでしょうね。
そこまでしなくてもかなりの儲けがあったと思うけれど、上を見たらきりがないですからね・・・。
しかし、この一連の騒動の責任を
「パートが独断でやったもの」
としていました。
パートの方はもちろん独断でするはずがないですよね。
弱い立場のパートさんたちに罪を擦り付けようとするなんて最低です。
代表がこんなのではいけないですよね・・・。
船場吉兆で働いていた方はきっといけないことだとはわかっていたんでしょうけど、上の指示だったので従うしかなかったのでしょう。
日本を代表する高級料亭がこれでは・・・。
この問題が船場吉兆に追い打ちをかけることとなり、予約客のキャンセルが相次ぎ、客足はもちろん遠のきますよね。
最終的には問題発覚前の3分の1の客しかこなくなってしまったそうです。
経営が苦しくなった船場吉兆ですが、信用を失ってしまっているのでグループ内外から支援を受けることができず、
2008年5月に廃業することとなりました。
ささやき女将誕生については次のページで!!
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