北極航路遠征隊:フランクリン遠征隊の航海ルートは
フランクリンの失われた航海の推定ルートは以下。
出典:Wikipedia
1845年夏、グリーンランドのディスコ湾(5)からビーチー島に向かい、コーンウォリス島(1)を周回しました。
翌1846年夏、プリンスオブウェールズ島(2)とサマーセット島(3)の間のピール海峡を下ってブーシア半島(4)の西へ出て、キングウィリアム島(緑色)近くに至りましたが氷に閉じ込められました。
船を放棄するまでの航路については、
キングウィリアム島に残されたフィッツジェイムズとクロージャーの書簡の記述により判明しました。
1846年9月12日より氷に囲まれ、
1848年4月22日エレバス号ならびにテラー号を放しました。
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1年半もの間船に閉じこもっていたとはすごいですね!
精神的苦痛があったに違いありませんね。
1848年4月22日に一行は船を放棄して陸路カナダ本土のバック川(当時はグレート・フィッシュ川とも)方向に向かうこととなりました。
確かな記録として確認できるのはここまでであり、南に向かった遠征隊の生き残りの足跡は明らかではありません。
ただ、イヌイットの目撃証言・遺骨や遺物が
キングウィリアム島西岸・南岸・カナダ本土に渡ったアデレード半島に死屍累々と
残っており、世界の探検史上例を見ない死の行軍だったことがわかります。
失踪したエレバス号とテラー号発見
2014年では、「ビクトリア海峡遠征隊」の旗の下に大掛かりな調査が行われました。
捜索の結果、9月8日にキングウィリアム島沖のビクトリア海峡でほぼ原形を残した
エレバス号が発見されました。
(Photograph by Parks Canada)
水深12mの浅瀬にあったそうです。
温暖化で氷が溶けて、見つかったんでしょうか?!
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まだ内部に入るのは危険なため、調査は行っていないそうです。
船内の調査ができればより真実に近づきそうですね。
2016年にはエレバス発見地点よりもさらに北方の海底で、ほぼ無傷の状態で直立しているテラーも発見されました。
船内には缶詰やワインボトルなども確認できたそうです。
全くの無傷で状態も良いそうなので、船内調査ができる可能性もありますね。
今後の調査の進展に期待ですね。
まとめ
今回の『世界まる見え!』では170年以上前に失踪した船が最近発見されたため、
【フランクリン遠征隊】についた放送されるようです。
放送では
新たな情報もあるとおもいますので、
気になる方は是非チェックしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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