2017年1月21日(土) 21時00分~ 放送の『土曜プレミアム』では
【サイエンスミステリーその運命は神が決めたのか!?】が放送されます。
その中で
『体の成長が病を悪化…12歳少女と老犬の命の絆』が放送されます。
難病を患った少女がいました。
骨の成長に異常のある彼女は、ある介助犬との出会いによって人生を大きく変えることが出来たのです。
ベラ・バートンちゃんは『モルキオ症候群』
出典:https://www.facebook.com
アメリカ、マサチューセッツ州に住むベラ・バートンちゃん(2017年1月現在12歳)は
生まれつき骨の形成が阻害されるモルキオ症候群(ムコ多糖症)を患っており、
うまく身体を動かすことができません。
どうやらモルキオ症候群の治療は、症状の軽減はできても不治の病のようです。
ベラちゃんも当初は松葉杖を利用して歩いていましたが、
その後は基本的には車椅子なしでは移動することができなくなりました。
モルキオ症候群とは
[どんな病気か]
モルキオ病は、遺伝性の病気の1つです。
人の体内には、グリコサミノグリカン(ムコ多糖類)という物質があって、さまざまな組織に存在しています。
この物質は、体内での生産と分解のバランスがとれていれば問題はありません。
しかし、モルキオ病の場合では、グリコサミノグリカンを分解する酵素(ガラクトサミン6硫酸スルファターゼと呼ばれる酵素)が生まれつき欠けています。
そのため、骨格や内臓に、異常にグリコサミノグリカンが蓄積されて、いろいろな障害がおこってくるのです。
[症状]
関節がゆるく、環軸椎亜脱臼などの頸椎の病変がおこるため、脊髄の神経が圧迫されて神経症状が出たり、股関節の障害がおこったりします。
知能障害はなく、また、生命にも別条はありません。
しかし、いわゆる低身長症の症状が著しく、体型はくびと胴が短くなり、X脚となります。
骨格の異常としては、背中が曲がったり、鳩胸や扁平足がおこりやすくなります。
その他の異常としては、目の角膜が濁って視力が低下したり、心臓が大きくなったりすることがあります。
ベラちゃんも12歳ですが20kgほどしかないようです。
ベラちゃんは、自分の脚で歩けるようになることを諦めかけていましたが、
介助犬(サービスドッグ)の登場によって人生は大きく変化します。
介助犬であるジョージは「優しい巨人」「犬の中のアポロン神」
と名高いグレートデーンという犬種。
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体高が全犬種中トップという非常に大きな心優しいわんちゃんです。
介助犬(サービスドッグ)のジョージ(グレートデーン)がベラちゃんのもとへ
出典:http://www.today.com
ジョージがベラちゃんの家族になったには2014年、
ベラちゃんが9歳のときでした。
ジョージは、マサチューセッツ州イプスウィッチにある「介助犬プロジェクト」で訓練を受けた介助犬です。
脚の筋力を取り戻すために、ベラちゃんはいままで10回ほどの手術を行ってきました。
しかし術後も、松葉杖を使うとどうしても上半身の力に頼ってしまい、
下肢の筋力は衰えていくばかりだったといいます。
ベラちゃんの母親はなんとかできないものかと悩みました。
そんなとき、
大型犬を使い下肢に障害のある人の両立サポートを行うプロジェクト「介助犬プロジェクト」を見つけました。
そこでお願いして来たわんちゃんが、グレートデーンのジョージだったのです。
ベラちゃんは今まで松葉杖や車椅子に頼り切っていたのですが、
なんとジョージを掴んで歩行のリハビリを始めたのです!
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しかし、ベラちゃんは歩行補助器が無ければ一人で歩けないため、
常にジョージと一緒に行動しました。
もちろん、彼女の通う学校にも一緒に通学をします。
授業中もジョージはベラちゃんのそばにそっと居座り続けるのです。
出典:http://getnews.jp
「これまで松葉杖や車椅子に頼りっきりだった。でも、今は違うの。彼は
私のすることを何でも理解してくれるんだ。それに、教室のことならなんでも分かっているよ」
とベラちゃんはその時の思いを綴りました。
体重20キロのベラちゃんですが、ジョージは60キロもある巨体です。
立ち上がればベラちゃんの身長の倍近くはあるかもしれません。
そんなグレートデーンてどんな犬?詳細は次のページで!!
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