9月17日(土)21:00~放送の『世界ふしぎ発見!』は
【青の淑女と赤の女王 ペルー 謎の古代帝国 ワリ】についての特集です!
この古代帝国はインカ帝国よりも前の西暦700年~1000年ごろにアンデス山地に栄えた帝国だったのです。
そして、南アメリカに最初の帝国を建設した古代文明「ワリ文化」はプレインカと言われるほど、インカ帝国に大きな影響を及ぼしていたということが近年わかってきたそうです。
今回はワリについて調べてみました!
謎の帝国ワリとは?
ワリは西暦500(700年という説もあり)~1000年ごろアンデス中央高地で栄えたプレインカ文化です。
ワリ文化の起源はわかっておらず、詳細などは明確になっていません。
ワリは、現在のペルー沿岸部と高地部分全体に版図が広がっていたと言われているのですが、太平洋沿岸部におけるワリの支配が実際にどうだったかは、リマ近郊やナスカ地方の一部を除けば確実なことはほとんどわかっていない謎が多い文化なのです。
ワリの前にはワルパと呼ばれる地方文化もあったと言われています。
ペルーワリ文化の遺跡が発見された!
多くの謎に包まれていたワリですが、2013年にはワリ文化の貴重な遺跡が発見されたのです!
リマの約300キロ北の場所に位置するエル・カスティージョ遺跡の発掘調査により、
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1000年以上前の王家の霊廟(れいびょう)からは、63体の人骨を発見した
と発表したそうです。
このうちの3体の遺骨は女王であったこともわかっています。
それだけではなく、埋葬室からは金や銀、陶器の副葬品約1200個も見つかったそうです。
遺骨の大半は女性のもので、座った状態で埋葬されていたことから、位の高い女性たちだったことがわかるそうです。
宝飾品だけではなく、金銀細工の耳飾り、銀製のボウル、青銅の儀式用の斧、珍しいアラバスター(雪花石膏)製のカップ、ナイフ、コカの葉を入れる箱、各地のアンデス文化で見られる鮮やかな彩色の陶磁器なども見つかっているそうです。
それに王室の墓が無傷の状態で見つかり保存状態もよく、これらが見つかったことは奇跡の発見だそうです。
謎に包まれていたワリ文化、それにもかかわらずこのような多くの遺跡が発見されたことはワリの謎を解明する大きな一歩だと言われています。
遺跡が発見されたということは、
この場所に王族がいて、この地まで帝国の支配下に置かれていたということが明らかになったということです!
「王族による階級支配が行われていた」
「ワリ帝国の支配は広範囲におよぶものだった」
ワリは々な文化を持つ民族がいるプレインカの中でも小さな目立たない存在だと思われていたのです。
しかし、これらの発見によりその考えは覆され、巨大な勢力を持っていたということがわかったのです。
ワリの滅亡理由についても現在はまだ解き明かされてはいないのですが、
「支配域を拡大しすぎたために支配できなくなって滅亡した」
という説があるのですが、その通りなのかもしれませんね。
続きは次のページで!!
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